うわがいけ保育園

地域財産としての公園内保育所 園児数:108名

あみあみぶらぶら

三層吹抜けの階段踊り場から自由に出入りできるネット遊具です。

公園側外観

門扉をなくし、公園利用者が園地内に自由に出入りできます。


地域財産としての公園内保育所

公園利用者や住民を園内に導くきっかけを組み込んだ、市内初の公園内保育所です。

門をなくして園地と公園を一体化させ、地域産野菜を売る保育所マルシェ、まちのだいどころでのこども食堂が計画されていて、コロナ明けが楽しみなところです。公園利用者専用勝手口があり、授乳室、こども用便器やおむつ交換台が備えられた便所、まちの会議室等が利用できます。

災害時には、日没から翌朝の日の出まで、一部の照明、空調、コンセントに給電できる蓄電式太陽光発電が、園児や公園利用者の保護に効果を発揮します。

一方、公募にあたっての多方面との調整で、定員要求に対して建築可能範囲が過小となり、多くの木々の伐採を余儀なくされましたし、園舎がいびつな形状となりました。市民は公園保育所と聞くと、公園を割譲させられるという貧困な発想に陥りがちです。市民と保育所の間で境界線の鬩ぎあいをするのではなく、保育所が公園の一部となり、お互いに利用しあえば、双方に良い結果を産みます。地域財産としての公園保育所の価値を、私たち市民は見つけられるはずです。


名称:社会福祉法人和坂福祉会 うわがいけ保育園

工事種別:新築

建築場所:兵庫県明石市

延床面積:864.62㎡

構造・規模:鉄骨造 地上2階

園児数:108名